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人生は雨の日ばかりじゃない  Ver.2

弱かったり 運が悪かったり 何も知らないとしても それは何もやらない事のいいわけにはならない そんなzak_mustangプレゼンツなblog

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翼の上

今日の機体は777。席は後方窓側。気の利いた係員ならチェックインの際に「翼にかかりますがよろしいでしょうか?」と訊くような席。

実はオレはこの席が好きだ。
この席からは翼の様子がよく見える。乱気流に羽ばたくように波打つ様子も降下時に加重を受け止めてたわむ様も。そして翼の上にはところどころに「NO STEP」の文字。もちろん整備員の注意を喚起するためのものだが、激しい気流に、加重に、耐え抜いてきた翼が「おれを踏むな」と言っているように感じる。

羽田発便の小松空港へのファイナルアプローチは180度旋回に始まる。滑走路への着陸は海側から行われるためだ。高度数百メートルまで降下したところで日本海へ向いた機首を陸に向けて大きくターンインする。揚力保持のためフラップを広げた翼は二百数十トンの機体重量と旋回の遠心力とで、たわむ。
エアブレーキが大きく開かれると、陽に銀色に輝く翼と伸びたフラップの隙間から向こう側に空と青く光る日本海が覗く。

滑走路に降りる瞬間の翼は、まるで梢に舞い降りる鳥の膨らんだ羽のように見える。いっぱいに伸ばされたフラップは可動範囲の最大位置まで下げられ、面積が1.5倍近くになった翼はたわみながらも失速ギリギリの状態の中、翼いっぱいに空気を掴んで揚力を維持しつつ、やがてストンと機体を滑走路に預ける。タッチダウンした瞬間、減速のためエアブレーキを全開。フルブレーキのままエンジンを逆噴射し、更に減速。やがて速度は滑走路上を移動するためだけの緩いものとなり、加重から開放された翼は安堵したように小さく震える。

この瞬間を写真に撮りたいといつも思うのだけど、飛行中最も事故の多い着陸時にデジタル機器を作動させる度胸はさすがにオレにはない。
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  1. 2005/09/12(月) 00:00:00|
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