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人生は雨の日ばかりじゃない  Ver.2

弱かったり 運が悪かったり 何も知らないとしても それは何もやらない事のいいわけにはならない そんなzak_mustangプレゼンツなblog

こわすぎるオリコン

「札びらで顔を張る」の逆ですなあ。ネットのあちこちで取り上げられてたのにアンテナの感度低くてすみません。

  「オリコンチャート」記事めぐりジャーナリストに賠償請求 「言論妨害では」と批判も(ITmedia)


 

「雑誌記事内の事実誤認に基づくコメントにより名誉が傷つけられた」として、オリコンが音楽ジャーナリストに5000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしていたことが分かった。これに対し、ジャーナリストやネットユーザーからは「記事を掲載した出版社ではなく、編集部に求められてコメントしたジャーナリストを訴えるのは言論妨害ではないか」と批判が出ている。

 オリコンが訴えたのは、音楽ジャーナリストの烏賀陽弘道さん。月刊誌「サイゾー」(インフォバーン発行)の今年4月号の記事で、烏賀陽さんが編集部の電話取材にこたえてコメントした内容が事実誤認に基づいており、名誉が傷つけられたとして17日に提訴した。

おっかないねえ。積水ハウスといい、最近は恐い会社が多いなあ。
しかも調べるほどに恐い会社だわオリコン。確信犯だし。
もうすでにあちこちで取り上げられてるので今更とは思うけど、百番煎じを承知でこの訴訟に対して不自然に思われている点を挙げてみる。

  1.記事を掲載した雑誌の出版社でなくコメントした個人を訴えていること。
  2.5000万円という巨額の賠償金の根拠。
  3.記事掲載から8ヶ月も経っていること。

ざくっと3つ。特に1と2。
1については通常は問題になった記事を掲載した出版社を訴えるのが普通なので、出版元のインフォバーンのリリースでも、

本訴訟においてオリコンは、週刊誌「AERA」03年2月3日号に続き、弊誌06年4月号において烏賀陽氏が、同社の音楽ヒットチャートの統計学的な信用度に疑問を投げかけたきたことを提訴の理由としていますが、当該記事を掲載した弊誌および「AERA」並びにそれぞれの発行元などは訴外となっています。

弊誌は、記事へのコメント提供者のみを訴訟対象にした本訴訟には違和感を拭えず、言論機関と情報提供者との関係性、ひいては表現および報道の自由を保持・保障するうえで、本件は極めて重要な意味を持つものと考えます。

と首をかしげた感じ。

2については、J-CASTニュースによると

さらに、訴状を見ると、名誉回復処分と謝罪広告を合わせた損害請求額は5,000万円だ。なぜこんなに高いのか。オリコンIR担当は、

「賠償金が欲しいというのではなく、これ以上の事実誤認の情報が流れないように(多額の賠償金を課すことで)抑制力を発揮させたい」
と話す。

オリコンから出てる社長名のプレスリリースでも、

  「ライター烏賀陽弘道氏への提訴」について

ただ、我々の真意はお金ではありません。個人攻撃でもありません。上記のとおり、烏賀陽氏に「明らかな事実誤認に基づく誹謗中傷」があったことを認めてもらい、その部分についてのみ謝罪をして頂きたいだけです。その際には、提訴をすぐに取り下げます。

ということだそうだ。
つまり、発言者個人を高額訴訟で狙い撃ちし、その発言を引っ込めれば訴訟は勘弁してやるぞ、と明言してるわけだ。これで1の理由も納得。3については個人に負担の大きい年の暮れを狙ったってことか?芸が細かいな。

 今後、烏賀陽氏から、ネガティブなご意見やご批評を頂いても弊社は甘受します。烏賀陽氏に限らずこれは全てのメディアに対しても同じ姿勢です。

なんて書いてるがどうだかね。

常識的な考え方とすれば、オリコンはこの「サイゾー」と訴状に上げている「AERA」の記事の事実誤認部分を自社メディアにて堂々と指摘し、その根拠を説明すべきではないのか。「謝罪をして頂きたいだけ」だというのならなおさらそうすべきだろう。別に巨額の賠償金など持ち出す必要は無い。
こうした手順を省いて一足飛びに個人を高額訴訟で狙い撃ちってのはどう考えてもおかしい。

莫大な資金力を有するオリコンという企業に、個人で裁判準備をし裁判資金を用意しなければならない。賠償訴額が5000万円だと勝ち負け以前に弁護士の着手金だけで219万円かかるらしい。準備にかかる時間もバカにならない。裁判中は仕事も休まなければならないし。
個人には明らかに重過ぎる負担だ。
もしこのようなリスクがかかることを意識すれば萎縮してしまう発言者は多いだろう。
「オレ様の気に入らない発言をするやつは金にモノを言わせて訴えるぞ」と言っているのと何ら変わりない。

こういうのを「卑怯」っていうんじゃないのか?

烏賀陽氏は、長年に亘り、明らかな事実誤認に基づき、弊社のランキングの信用性が低いかのごとき発言を続けたことが背景

とあるが、たった2記事だけで「長年に亘り」「発言を続けた」なんて言えるのかね。オリコンも「調査方法は明らかにしている」と言うが、結局推定ランキングなわけで、算定方法が公開されない限り、「恣意的な操作の入る余地がある」という批判は免れ得ないと思うのだが。Wikipediaにだって

また、一部の人気低枠アーティストに対してはスタッフがわざわざ集計対象店に出向き、大量にCDを買い付けるサクラのようなものも実際にはいるとされ、一部で恣意的なチャート操作が行われているとも言われる。
また、音楽業界からの圧力で「KinKi Kids(個々のソロ活動を含む)、B'zには必ず1位を取らせなければいけない」とも言われており、事実、この2グループが直接対決を行ったことは今までに一度も無い。

と書かれてるわけだしな。正直烏賀陽氏の記事以前にそう思ってたヤツは多いんじゃないかね?ちなみにおれはそうだw。

オリコン(ウィークリー)なんて最後に読んだのは20年近く前で、正直「まだあったのか?」って感じだが、当時ですらランキングはうさんくせーな、と思ってたぞ。「おニャン子」関係とか。オレだけじゃなくて周囲のヤツもね。ネタとして楽しんでたってところはあると思うが。

でもまあこれでオリコンのイメージは地に堕ちたなあ。
商売ってのは、特にメディアってのは、イメージが大切よ♪(中身も大切だけど)だと思うんだけど、どうしてそんなことがわからないのかね。

【参考記事】
  「オリコンチャート」記事めぐりジャーナリストに賠償請求 「言論妨害では」と批判も(ITmedia)
  雑誌にコメントしたライター 5,000万円賠償請求される(J-CASTニュース)
  事実誤認に基づく弊社への名誉毀損について(オリコン)
  「ライター烏賀陽弘道氏への提訴」について(オリコン)
  オリコンの音楽ソフト(シングル、アルバム)チャートについて
  (株)オリコンによる、ジャーナリスト・烏賀陽弘道氏への「損害賠償請求事件」提訴について(インフォバーン)
  オリコン(Wikipedia)
  
  1. 2006/12/23(土) 19:33:24|
  2. 国内ニュース
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