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人生は雨の日ばかりじゃない  Ver.2

弱かったり 運が悪かったり 何も知らないとしても それは何もやらない事のいいわけにはならない そんなzak_mustangプレゼンツなblog

内輪の理屈

ちょっと前、はてな界隈で「飲み会」に関する話題がホットだったことがあって(というか他の幾つかの話題と共に定期的にループしてるようだが)、これについてモヤモヤというかムカムカする感情を抱いていた。

 
書こうとすると攻撃的な表現になりそうだし、どう文章にしたものか逡巡していたのでしばらく書かなかったのだけど、書かないなら書かないで精神衛生上よろしくもなかったりするわけで、ちょっと精神的に復活したところで周回遅れチックだが書いてみる。きっかけは花見川さんのこのエントリ。


  酒の席でのコミュから見た非コミュ

いくら誘ったって飲み会にも来ない人は、そもそも普通の人じゃないんですよ。普通じゃない人です。

この文章がえらく反感を買ってて、改変コピペとかも出回ってますが、自分の感覚から言うと事実だよな、しょうがないよなとか思うわけです。

(中略)で、そうやってコミュとしての教育受けて、実践して、努力して、怒られて、「どうやったら年代の離れてる先輩にうまく話題を振れるか」って頭抱えてきたような体育会系コミュが、

「いや、俺そういうの苦手だし。飲み会とか勝手にやってよ。」

って言ってる非コミュを見たら、どう思うか?

「お前、ふざけんじゃねえ!!」って思うんですよ。いや、マジな話。


このエントリに対してtoruotさんと瀧澤達也さんがそれぞれエントリを上げていて、


  酒の席での非コミュから見たコミュの冷たい怒り(toruotの日記)

飲み会が楽しいのなら楽しんでください。

教育受けて、実践して、努力して、それでコミュになれたのなら誇って下さい。

で、なんで誘いを断ったら怒られなきゃならないのでしょうか。



  我輩は下戸である(うぃーちきまーちき)

 酒を飲めない人間はね、人を階段から落としたり、いろいろと苦労があるんですよ。っま、落とした記憶はないんですけどね。



で、なんで誘いを断ったら怒られなきゃならないのでしょうか(笑)?いや、マジな話。
このお二人のエントリの内容でオレの言いたいことはほとんど語られているのだけど、そこでもう少し。

オレも何度も書いているように酒は飲めないし飲まない。オレ的には酒は調味料として不可欠の存在(笑)。
学生の頃とか多少努力したこともあったのだがさすがに諦めた。体質というのはどうしようもないしそんなことで親を恨んでも仕方が無い。飲んだときのあの思考に幕がかかるような感覚も好きじゃないし。
その上煙草も博打も女もやらないわけで、正直瀧澤さんには「お前はオレか」(失礼!)というシンパシー。
そんなわけで酒にまつわるいやな思い出の一つや二つないわけではない。

オレは歓送迎会といった会社の儀礼的な飲み会には一応出るようにしている(出張が多いのでそれを口実に出ないことは多いし、まず飲まないし、だいたい一次会オンリーだが。)
幸いオレが勤めた会社は外資系ということもあってか割とその辺皆紳士的で、飲めない人間に無理に酒を勧めるような人はほとんどいなかった。散々暴言を吐きまくった挙句記憶を無くす便利な脳みそを持った上司にはたびたびうんざりさせられたけど。
エンジニア職なので接待なんてのもあまりないのだが、たまの接待で客がそういう人だと困った。さすがに客じゃ階段から突き落とすわけにはいかないし(笑)。心の中で悪態つきまくるのがせいぜいで。
ま、そんなわけで(特に仕事の絡む)酒席に関してはそれなりにネガティブな感情がある。理性あってこそ人間、と思っているので酔っ払いは大嫌いだし。ついでに昨今の度重なる飲酒運転事故などで飲酒自体のネガティブなイメージも依然上昇中だ。
まあ酒にも車にも、それ自体に罪は無いんだけどね。悪いのは全部人間で。

ただし瀧澤さんと同じように気心が知れた人間の少人数の集まりは酒の有無に関わらず嫌いではない(つまりそういう集まりに酒の存在自体は重要な要素ではないのよね)。

で、花見川さんは、

体育会系コミュ側から見れば、飲み会の席っていうのは先輩後輩関係の呪縛がやわらぐ魔法の場と見ることができます。上下関係にあたる人物との親交を深める場。多少失礼なことやってしまったとしても許してくれますし。

だから、

これに参加しないなんてまずあり得ません。飲み会は業務の範囲内にあるのです。限りなく業務外に近い業務であるのです。

飲み会を通じて、職場での相互の円滑な関係を構築し維持することが出来るのです。まさに潤滑油と言えましょう。

ってことになる。

(中略)飲み会ってのは色んな苦労はあるものの、「一定数の苦労を積めばそれまで」みたいな部分はあって、あとは無茶しない限り楽しめるようになる部分がある。*3その段階になれば十分なアドバンテージになるわけです。で、誘う側(先輩・上司)もそれを解ってて、ある程度の粗相みたいなもんは理解してやって誘うわけです。体育会系コミュにとっては「おお、こりゃチャンスだ!!」と思って尻尾振って付いて行く


と体育会系の方の感覚について仰ってるわけなのだけど、無関係な人間から見ると正直「それってなんて宗教?」って感じ。
呪縛をかけた側の人間に苦行を課せられてそれに尻尾振って付いて行く、ってどんな調教プレイなのかと。
いや、それが宗教団体とかサークルの内輪の戒律とかコードならば別に好きにしてくれてよいだけど。
宗教心とか、武道なりスポーツなりの技術と精神を向上する場で酒の飲み方まで口を出すのは、オレはナンセンスだと思うけど内輪のコンセンサスがあれば犯罪にでもならない限り部外者が口を出すべき話ではないと思うし。好きで集まってんだろうからね。勝手にやってくれってことで。

ただ、そんな内輪の理屈を外に持ち出すべきではないとオレは思う。
第一、酒を飲む飲まないの問題をどうしてコミュニケーションの問題に摩り替えるのかが理解不能。やっぱ冷たい怒りってやつですか。
コメント欄で「コミュニケーションは人間の人生の意義の大半を占めるもの」とあるけども、オレは「コミュニケーション自体は人生の大半を占めるかもしれないが(それは手段に過ぎず)人生の意義は(その有無すらも含めて)それとはまた別のところにある」と考える人間なので。
だいたい酒が無きゃ円滑な人間関係を築けないってどんだけシャイなんだよ(笑)。

とまあいろいろ書いたわけなんだけど、一応花見川さんの名誉のために書いておくと、氏は、

たぶん飲み会があまり好きじゃない方にとっては、この記事そのものが「お前ふざけんじゃねえよ!!!」だと思います。それは解ってます。

ただ、こういう意見も未だにあるんだよ、ということで理解していただき、現実生活にも役立てていただければ幸いに思います。


と書いているわけで、特に悪意があるわけでは無く、体育会系の一見解を述べるというスタンスをとっているに過ぎない。

最後にもう一つ、これも体育会系の人特有のメンタリティなのかもしれないけど、

  酒を飲ませちゃいけない人間は確かにいる

酒を飲ませていいとか悪いとか、他人にそういう判断を勝手にされる筋合いはない。何人たりとも拒否の意を示す人間に飲ませる権限はないよ。
こういう判断そのものを「出来る」と考えているところが体育会系のひとつの傲慢だ、と思う。酒は飲ませるもんじゃないと思うしね、オレは。
飲みたきゃ好きなやつだけで集まって勝手に好きなだけ飲めばいいじゃんよ。別に止めないよ。

氏の文章に漂うこういう無邪気な傲慢さがやり場の無い怒りを呼んでまたムカつくんだけど(笑)。
「お前ふざけんじゃねえよ!!!」って怒りに任せて書かずにはいられなかったってことで。

まあ怒っても仕方の無いことなんだけども(´・ω・`)
  1. 2007/04/30(月) 02:38:34|
  2. WEB/BLOG
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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4話まで観て>> | ホーム | <<墓参りに行ってきた。

コメント

反論どもです。

うちのエントリの反論書いてる方に多いんですが、
>>「お前、ふざけんじゃねえ!!」って思うんですよ。
っていう部分に対して、

>>で、なんで誘いを断ったら怒られなきゃならないのでしょうか(笑)?いや、マジな話。
という”体育会系が実際に怒る”もんだと受け取ったり、”こちらが「怒りをぶつけるべきだ」と主張としている”と受け取ってしまうケースが多い。

こちらは「思う」と心の中での反応を書いてるわけで、実際に相手に対して怒りをぶつけるかどうかは別問題だし、感情をぶつけるべきなどの主張も行っていないわけです。

そこで齟齬が生じてしまうと反論するのがちょっと大変なもんで。


あと、
>>だいたい酒が無きゃ円滑な人間関係を築けないってどんだけシャイなんだよ(笑)。
の辺りは俺はどこらへんで主張したんでしょうか?
  1. 2007/04/30(月) 03:41:42 |
  2. URL |
  3. 花見川 #dPPT3HLQ
  4. [ 編集]

>>花見川さん
早速のコメントありがとうございます。うれしいです(皮肉でもなんでもなくマジな話です)。

>こちらは「思う」と心の中での反応を書いてるわけで
例えばオレが何の合理的な理由も示さず「朝鮮人ウザイ、死ね」って心の中では思ってるけど、直接面と向かって言ったり襲撃したりするわけじゃないから別にいいよね、なんてエントリを立てた場合、その行動の有無に関わらず「レイシスト」とか「差別主義者」(同じか)と批判されるのはある意味当然のことで、内心を文章として表明した時点でなんらかの批判を受ける可能性があるのは仕方が無いことだと思います。
ましてや花見川さんは、「誘ったって飲み会にも来ない人は、そもそも普通の人じゃない」「飲み会を通じて、職場での相互の円滑な関係を構築し維持することが出来るのです。」という元エントリの文章に全面的に賛意を示しているじゃないですか。あなたたちから見ると酒を飲まないオレ達は「普通じゃない」ですか?円滑な関係構築を妨げてますか?
「普通じゃない」という言葉にはいろいろな解釈があると思いますがこの場合は蔑視と取るのが妥当だと思いますし、こちらとしては「逆恨みでレッテル貼りもたいがいにせいよ!」と思うわけです。
ですから花見川さんが「たぶん飲み会があまり好きじゃない方にとっては、この記事そのものが「お前ふざけんじゃねえよ!!!」だと思います。それは解ってます。 」と書いているのはそういうことを理解してのことだとオレは解釈しました。

オレが不快感を表明しているのは、(花見川さんが述べるところの)そういう体育会系のメンタリティそのものについてです。オレの側から見ると、好きなやつだけで集まって飲めばいい話なのに、嫌がるやつに誘いを断られて不快、ってそれってなんて罰ゲームだよ、と思うわけです。もちろん内輪で合意の上でやってる分にはどんなプレイだろうと構わないのですが。
「飲み会を断られると不愉快」という感情は正直理解不能ですがその感情形成プロセスに興味はあります。やはりtoruotさんが取り上げたところの「冷たい怒り」なんでしょうか?それとも上級者の親切を断るとは怪しからん、という(非体育会系にとっては多分にありがた迷惑な)親切の押し売りなんでしょうか?
  1. 2007/04/30(月) 17:38:19 |
  2. URL |
  3. zak #S/G8Z6W.
  4. [ 編集]

長すぎだけど返答

なるほど、体育会系を批判しつつもそれを知りたいという欲求がビンビン伝わってきますね。
そういう誠実な方は大好きです。

・「朝鮮人ウザイ、死ね」って心の中では思ってるけど、直接面と向かって言ったり襲撃したりするわけじゃないから別にいいよね
と書くケースと、
・「朝鮮人ウザイ、死ね」って心の中では思ってしまうけど、直接面と向かって言うのは良くないし、ましてや襲撃なんてもってのほかだよ
と書くケースでは全然意味が異なるわけです。

で、自分は前半の心の中で思っている部分のみを抜き出して書いたつもりで、まあ批判は当然あるだろうなとは思いつつも、体育会系の中には「ふざけんじゃねえよ」と思ってる奴も相当数いるってことを知らない人も多いだろうから、知らない人がそれを知っておくのは有益なことだし、それは何故かと考えることも意味のある行為です。そこは憎まれ役になってもいいかなと思って書いた部分はあります。ちゃんとした議論をやるとなれば、その辺りの精密さは要求されるのでそれを確認するために最初のコメントを書いたのですが、返答からしてzakさんは解ってそうなので一安心というか。



>>ましてや花見川さんは、「誘ったって飲み会にも来ない人は、そもそも普通の人じゃない」「飲み会を通じて、職場での相互の円滑な関係を構築し維持することが出来るのです。」という元エントリの文章に全面的に賛意を示しているじゃないですか。あなたたちから見ると酒を飲まないオレ達は「普通じゃない」ですか?円滑な関係構築を妨げてますか?


この辺りなんですが、俺は言及先エントリに対しては「仕方が無いな」とは言いましたが、全面的には同意してないです。ぶっちゃけあの意見は過激過ぎ。「普通じゃない」とか言及先のエントリは述べてますが、zakさんのように飲めない方を想定して書かれた文章ではないです。断言しますが、zakさんのように飲めない方、あるいは飲めるけど酒が嫌いな方々は「普通」です。少なくとも俺はそう考えてますし、「逆恨み」の部分はコミュ側の配慮が足りない、と言ってしまっていいかもしれません。技術力不足というべきか。(そういう人が結構いることを認識するのも意味があります)



>>オレが不快感を表明しているのは、(花見川さんが述べるところの)そういう体育会系のメンタリティそのものについてです。オレの側から見ると、好きなやつだけで集まって飲めばいい話なのに、嫌がるやつに誘いを断られて不快、ってそれってなんて罰ゲームだよ、と思うわけです。もちろん内輪で合意の上でやってる分にはどんなプレイだろうと構わないのですが。

ここいらですよね、問題は。
ここからは推測なんですが、体育会系の体系から教育された人間は意識的、無意識的に関わらず、飲みを二種類に区別していると俺は考えてます。
一つはzakさんの認識してるような”プライベートな飲み”。これは好きなもん同士で好きなように飲めば良いという横のつながりを重視した飲みで、それほど気を遣う必要もありません。事実、体育会系もこういう飲み会を好みます。

で、もう一つが”戦略的な飲み”ってのがあります。
これは手段としての飲みというか、何か目的があるときに用いる飲み方で、「近くにお偉いさんがいる」とか「誰かと仲良くならなければならない」とかになると発動します。「どういう風にすれば相手を楽しませられるか」とかを内包していて、体育会系の部活のジャンルそのもの、例えば、剣道部なら剣道部の、サッカー部ならサッカー部の、野球部なら野球部のそれぞれのジャンルの影響が濃く反映されます。(正確に言えば、そこの部活の雰囲気というか) これは部活の練習の延長のような形で「継承されるべきもの」として引き継がれることが多い。下手すると、部活の練習のイメージと混同するような形で引き継ぐ人もいる。ただし、ちゃんとした形で引き継げば、ある程度飲める人である限り「技術」として使え、しかも継承できるので非常に有益です。

で、この二つがちゃんと分けられている人なら良いんですが、後者の戦略的な飲み方のみに偏ってて、さらにそれが歪んだ形で伝わっちゃってる人が相当数いる。こういう人が問題なんです。酔っ払って万歳とか言い始めたりもう勘弁してくれよ、という。「体育会系UZEEEEEEEEEEE!!!!!!!」と言われるケースはだいたいこれです。(おそらく体育会系以外でもこういう人はいると思いますが)


「飲みの誘いを断られて不快」という心理はいろんなケースが考えられますが、
・二つの飲みを混同してるケース
・有望そうな奴に”戦略的な飲み”を教えようとして断られたケース
・冷たい怒り
・ただの寂しがりや(⇒http://d.hatena.ne.jp/ch1248/20061024#p1
といったケースなど、他にも色々。ここらへんは考察の余地がけっこうありそうです。


というか、記事にした方が良かったかな、これ。
  1. 2007/05/01(火) 16:34:44 |
  2. URL |
  3. 花見川 #dPPT3HLQ
  4. [ 編集]

>>花見川さん
長文のコメント恐縮です。オレも時間を割いて真摯に返答してくださる誠実な方は大好きです。

件のエントリを読んだ際に文章化を躊躇したのは花見川さんが単に体育会系の心理を解説する以外に他意が無いように見えたからです。妥当な理由無く絡むのはオレとしても本意ではありません。
しかしながら「普通じゃない」を事実だよな、と仰ってるあたりやはりカチンとくるものがあったので、まあ真意が聞ければいいやと思い打ち上げてみました(笑)。わからなけりゃ訊けばいいし失礼があったら謝ればいいので(何でも謝ればいいというわけではないが)。

オレ的には内輪のコードを持ち出すな、と言いたいだけで、花見川さんがそういう人でないこと、そういう人を問題視していることもわかっています。
まあ、そういうバカは階段から突き落としちゃえばいいだけですから(笑)。

体育会系の「飲みの誘いを断られて不快」という心理は掘り下げて記事にしてもらえると参考になるし面白いと思いますよ。少なくともオレには書けない記事ですしね。
  1. 2007/05/01(火) 21:13:19 |
  2. URL |
  3. zak #S/G8Z6W.
  4. [ 編集]

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