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人生は雨の日ばかりじゃない  Ver.2

弱かったり 運が悪かったり 何も知らないとしても それは何もやらない事のいいわけにはならない そんなzak_mustangプレゼンツなblog

10年はもつらしい

これまでいろんな記事を読んで「光学記録メディア寿命5年説」を信じてきたのだが、一応10年ぐらいはもつらしい。

  メディアの寿命はこうして推定する DVDは百年もつか?(1)(日経PC Online)

安物でなければ。

 
  メディアはなぜ読めなくなるのか DVDは百年もつか?(2)
  寿命ゼロのメディアが存在するワケ DVDは百年もつか?(3)
  粗悪品判定実験の結果 DVDは百年もつか?(4)
  

結論から言うと、DVDによる思い出の永久保存は一種のIT神話。メディアによっては何十年ともつ可能性もあるが、安物だと10年もつかさえ疑問だ。
(中略)
結果を見ると、温度25℃での推定寿命はDVD-Rが15~178年でDVDRWが45~4万9000年。温度30℃だともう少し短くなり、DVD-Rが 9~74年、DVD-RWが27~1万1000年、DVD-RAMが134~250年だ(25℃のDVD-RAMはデータなし)。湿度はいずれも80%を想定。日本の夏の最も蒸し暑いころの湿度である。


記事の元になった「デジタルコンテンツ協会によるDVD寿命試験の報告書(PDF)」ではアレニウス法にて測定を行っている。アレニウス法とは記事にあるとおり、化学変化による劣化が加速する高温下で測定を行い、常温下での寿命を推定するという手法だ。
DVD-Rに較べてDVD-RW、DVD-RAMの寿命が長いのは記録色素の特性によるものだそうだが、アレニウス法は一定温にて測定を行うため、温度変化による母材の劣化や接着境界面の剥離等は考慮されず、実際の寿命はもっと短いものになりそうな気がする。
ただ、DVD-RよりDVD-RWの方が検査基準が厳しいそうなので、結果的に品質の悪いものが出回らず平均寿命が高くなる、ということはあるかもしれない。

この報告書では日本製、台湾製の数種のメディアを対象に測定を行っているのだが、いくつかの興味深い結果がみられる。

【1. 日本製メディアに較べて台湾製メディアは品質のばらつきが大きく寿命が短いケースが多い。】
これは割といろんな記事でよく言われている話。
録り捨て用に台湾メディアをスピンドルで大量購入する友人によると、「あまり安いやつを買うと何枚かまともに録れないのがある場合がある」とのことなので、保存用に激安台湾メディアは避けたほうが無難と思われ。
TDKやリコーのように自前の材料とかレシピを持ち込んで生産委託しているようなケース(ODM)はそれなりの品質だと思うが、一般にこうした激安メディアは成型用の金型を限界近くまで使いまわしてコストを下げているので品質のばらつきが多いらしい(運よく金型の最初の方に当たればそこそこの品質だが)。あと大量生産のため成型後の冷却時間をケチるので反りが出やすいという話も。
ちなみに現在国産のメディアはDVDが太陽誘電と日立マクセル、CDは太陽誘電のみだったはず(TDKは台湾製と太陽誘電OEM、リコーは台湾製、三菱化学はシンガポール製)。あ、あと森メディアも日本製か。ま、あれはマニア向けだし。
オレは誘電厨なのでいつも国産オンリー。多少高くても大量に使うわけではないし。
あと誘電メディアはほとんどの記録用ドライブの調整用のリファレンスになっているので、書き込み時に確実な記録が期待できる、というのもあるね。

【2. ハードコートをしたメディアの方が寿命が短い。】
これは意外な結果。傷つき防止のためのハードコートだが、測定結果では表面のハードコート材が先に劣化のため白濁してしまっている。最近は改善されているのかもしれないが、記録用には避けた方が無難かも。傷は深くなければ研磨で復活するし。

今回の記事はDVDメディアに対する試験だが、CDメディアはどうかというと、冒頭で述べられているように構造上DVDメディアより寿命が短いと思われる。DVDが三層のサンドイッチ構造であるのに対して、CDが母材の片側に記録層を貼り付けた二層構造であるためだ。温度変化による記録層の剥離や保護層の無い記録層に対する化学変化に対してはDVDよりも構造的に不利になる。
そう考えると「5年説」はあながちデタラメでもない気がするな。

また、メディアの寿命を延ばす保管方法としては上記の化学変化や反り等を考慮すると、古典的だけど、「剛性のあるケースに入れて冷暗所に立てて保存する。」というのがセオリーだねやっぱり。

以上のことから、

「国産のハードコートでないDVD-RWまたはDVD-RAMメディアを剛性のあるケースに入れて冷暗所に立てて保管するのが記録用としてはベスト」 ← 結論

ということになるな。ふむ。


【追記8/16】
今月のゲーラボによると、日立マクセルも台湾製になったらしい。
設備も原材料も水海道工場の生産ラインをそのまま持ち込んで社員も常駐のスーパーODMらしいので、品質が急に落ちることは無いと思うのだが。
あと太陽誘電の国内品の品質もジリジリと下がっている模様。
そんなに値下げに汲々としなくていいから、そこそこの値段でそこそこの品質をキープしてほしいもんだ。
コダックみたいに撤退されても困るし。
  1. 2007/08/07(火) 02:12:18|
  2. PC/携帯/ソフトウェア
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

極最近HDDが機嫌損ねたので、耐用年数に興味があるtunaです。
手軽に入手できるDVD-R,-RW,-RAMの加速劣化試験・比較が参考になりました。

-Rは予想通り長持ちしないようですが、意外だったのが-RWの寿命。
物によって差が激しいようですが、-RAMよりも長寿命(の場合がある)とは。
でも読み書きの容易な-RAMのほうが何かと便利そうなので、カートリッジ入りの-RAMを使用中です。
  1. 2007/08/07(火) 12:55:58 |
  2. URL |
  3. tunakan #-
  4. [ 編集]

>>tuna さん
カートリッジ入りRAMとはまたマニアックな感じですね。
RAMだとXPが標準でサポートしてるしいいですよね。オレも一部使ってます。カートリッジなしですが。
それ以外は-R焼きっぱなしって感じです。

  1. 2007/08/07(火) 22:43:31 |
  2. URL |
  3. zak #S/G8Z6W.
  4. [ 編集]

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