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人生は雨の日ばかりじゃない  Ver.2

弱かったり 運が悪かったり 何も知らないとしても それは何もやらない事のいいわけにはならない そんなzak_mustangプレゼンツなblog

複合的要因?

以前米国でミツバチの集団失踪が問題になってる件を取り上げたんだけど、その続報っつーか。

  米ミツバチ大量失踪 原因はウイルスか(iza)


 

米国の広い範囲に広がっていたミツバチが集団で消える怪現象「蜂群崩壊症候群」(CCD)について、米コロンビア大学などの専門家チームは、現象に広くかかわるウイルスを特定した。米紙ニューヨーク・タイムズなどが伝えたもので、専門家らは他の要因の関与について検証し、発症メカニズムの解明を急ぐ。
(中略)
 特定されたウイルスは「イスラエル急性麻痺(まひ)ウイルス」(IAPV)と呼ばれ、ゲノム配列の分析などで絞り込まれた。



で、この「イスラエル急性麻痺ウイルス」って何ぞや、と思いもうちょっと調べてみたらもうちょっと詳しい記事が。


  ミツバチが消える「蜂群崩壊症候群」の原因にウイルス説浮上(AFP BB News)

全米の養蜂場から数十億匹のミツバチが短期間にこつぜんと消え去り、「蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、colony collapse disorder、CCD)」と名付けられた怪現象解明の重要な手がかりとなりそうな事実が6日、明らかになった。科学誌「サイエンス(Science)」の電子版が伝えた。

 それによれば、IAPV(イスラエル急性麻痺ウイルス)と呼ばれるウイルスが、オーストラリアから輸入されるミツバチの生体、あるいは中国から輸入されるロイヤル・ゼリーに混入して運び込まれたことが「蜂群崩壊症候群」の要因とみられるという。

 IAPVに感染したミツバチは羽が震える病気にかかり、通常は巣を出たところで全身が麻痺して死に至る。このウイルスが米国内で突然変異を起こしたか、あるいはその他の刺激因子と結合して、数十億匹のミツバチを死に至らしめた可能性があると研究者はみている。

 IAPVが「蜂群崩壊症候群」の直接の原因であるという証拠はまだ挙がっていないものの、養蜂場からこのウイルスが検出されれば96.1%の確率で「蜂群崩壊症候群」の発生を予測できるという。 

 しかしIAPVは健全な養蜂場からも検出されているため、症候群はウイルスだけでは発生せず、むしろ多数の要因が結合してミツバチが弱った際に発生すると専門家は考えている。

 その中でも有力な要因として挙げられているのは、バロアダニミツバチヘギイタダニ(Varroa Mite)と呼ばれるダニの一種の寄生虫で、これはミツバチの免疫システムを弱めることで知られている。IAPVの存在は確認されていても、寄生虫は確認されていないオーストラリアでは、「蜂群崩壊症候群」の大規模発生は確認されていない。

 もう一つの可能性としては、全米の干ばつでエサが手に入りにくくなったことがあると研究者は指摘する。

 昨冬、全米の養蜂場のうち、「蜂群崩壊症候群」の被害を受けたのは4分の1に上る。全体の45%の巣が被害を受けたという。中でも被害が大きかったのは、ミツバチを全国に運んで果物や野菜の受粉をおこなう商業ベースの大規模養蜂施設。

 安価な輸入ハチミツの影響で、全米ではすでに養蜂場の減少が進んでいる。そこに「蜂群崩壊症候群」が重なって、全米の総額146億ドル(約1兆7000億円)相当の作物の受粉に必要なミツバチが確保できなくなる心配が出ているという。


96.1%!てことはそのウィルスが見つかった蜂群はほぼ死滅ってことじゃないっすか。
で、その発生の複合的要因の一つと考えられるバロアダニミツバチヘギイタダニてのはバロア病(varroasis )という病名で日本では届出伝染病扱いになっている。それだけヤバイ病気ということだ。


  バロア病(動物衛星研究所)

1.原因

 本病の原因は、ミツバチヘギイタダニ(Varroa jacobsoni)、本来はトウヨウミツバチに寄生するダニである。わが国を含めた極東、東南アジアを中心に分布していた。このダニは大型で極めて特異な形態 (1.1×1.5mm、横長楕円形)をしており、ハチへの寄生は肉眼で確認できる。 

2.疫学

 ミツバチヘギイタダニは、トウヨウミツバチには強い病害を与えないが、養蜂に用いられるセイヨウミツバチに対して大きな被害を与える。このダニは 1904年に発見された。わが国では1958年にミツバチ加害ダニとして報告され、1982年の奇形蜂の大発生を契機に本ダニの催奇形性などが明らかにされた。わが国にも広く発生が確認されている重要疾病である


上記についてちょっとまとめると、
オーストラリア:セイヨウミツバチ、IAPV有り、バロア病無し
米国:セイヨウミツバチ、IAPV無し、バロア病有り
だったところにIAPVが入って来て蜂失踪?ということか。
なんかインカ人がスペイン人の持ち込んだ風邪で大量死というのを思い起こさせる。
ブラックバスとかライギョとか今に始まった話ではないが、これもボーダーレス化が進んで生態系に歪みが出た一例ということなのかねえ。

日本はいうと、トウヨウミツバチの亜種であるニホンミツバチはバロア病には強いようだが、一般に養蜂される蜂はセイヨウミツバチなので当然安心は出来ない。実際届出伝染病扱いだし。
また、バロア病に強いとされるニホンミツバチについてもこんなニュースがあったね。


  時事ドットコム:ミツバチの失踪、国内でも=過密飼育でみつ源が不足?(はてなブックマーク)

米国で報告されているミツバチの集団失踪(しっそう)・大量死騒ぎが、国内でも九州を舞台にたびたび発生していた。飼育の過密化などを指摘する専門家の声もあるが原因は特定されておらず、対策は手付かずのままだ。 宮崎県椎葉村で昨春から秋にかけ、飼育されていた600-700のニホンミツバチの群れ(約2万匹で一群れを構成)の8割ほどが失踪した。


元記事が消えてるのではてブでさわりだけ。
こちらは別の要因かもしれない。なぜ九州だけ、ってのも気になる。
ニホンミツバチが悪環境において比較的簡単に巣を捨てて移動するのはよく知られているし、第2の要因とされる餌不足というのもあり得るかも。
それとも変異したウィルスか。例えば女王蜂が生まれなくなるウィルスとか。新しい女王蜂が生まれない場合、女王蜂が死んだらその群れは死滅するからね。でもその場合は働き蜂産卵があるはずだから巣を見ればわかるか。
あるいは近年九州方面でまた発生するようになったという光化学スモッグの影響も気になるところだね。失踪時期とスモッグの発生時期との時期的な偏差データが欲しいところ。

しかし蜂がいなくなると受粉できない植物が出たり、環境に対する影響がデカイなー。

If the bee disappears from the surface of the earth, man would have no more than four years to live. No more bees, no more pollination, no more plants, no more man.
 「もし蜂が地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きられない。蜂がいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、そして人間がいなくなる」

とアインシュタインも言っていたらしいしね。
しかし、なぜにアインシュタインがこんなことを。4年って数字はどこから来たんだ。

追記:
こちらの記事からすると、ニホンミツバチで発生しているのは失踪ではなく蜂が生まれないor育たないことによる絶滅の模様。


   椎葉村   椎葉の養蜂が絶滅-ミツバチに異変か?(夕刊デイリーWeb)

ニホンミツバチ養蜂(ようほう)家として全国的に知られる椎葉村松木の那須久喜さん(73)によると、「原因は分からない。異変は昨年春ごろから始まった。女王蜂ができるどころか、親バチ、働きバチが次第に減り始め、年末までに絶えてしまった。現時点では椎葉の養蜂は絶滅した」という。


もし女王蜂が産卵しなければ働き蜂は減るし、女王蜂が生まれなければやがて群れは死滅する。ソースが見つからなかったんだけど、生まれた幼虫を巣から大量投棄するという現象というのもあったらしい。子供を捨ててたらそりゃ絶滅するよな。
どっちにしても、やっぱりウィルスとか環境物質などによる異常現象ってことなのかな。
  1. 2007/09/12(水) 01:33:46|
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