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人生は雨の日ばかりじゃない  Ver.2

弱かったり 運が悪かったり 何も知らないとしても それは何もやらない事のいいわけにはならない そんなzak_mustangプレゼンツなblog

何のための法か

例の光市母子惨殺事件の弁護団の一人である今枝仁弁護士のBlogを覗いてみた。

  弁護士・未熟な人間・今枝仁・・・光市事件と刑事弁護


 
あと、こことか。

  光市母子殺害事件の弁護団の一人、橋下弁護士を提訴した原告の一人、今枝仁弁護士の話(総まとめ)(弁護士のためいき)

先日見たときは「弁護士・人間・今枝仁」となっていたのだけど改題したのだね。
オレは、わざわざ「人間」と銘打っているところやサブタイトルを「I am a father.」としているところ、会見での例のセリフから、(良くも悪くも)自意識過剰な人だな、と思っていた。しかし、わざわざそれに「未熟な」と付け加えるセンスは・・・。

  【光市母子惨殺】 元少年「生きたい」「検察、僕をなめないでいただきたい」…弁護団、涙で「こんなに胸を張って弁護できたことはない」(痛いニュース)

Blogの記事や真摯なコメントの受け答えを見る限り、氏の実直な人柄が伺えるし、その点については敬意を表する。現在コメント欄は見れなくなっているようで残念だ。

刑事弁護人は法に則って被告の利益を最大限に図るのがその職務だ。罪人と目される人を弁護するのだからその職務について誤解を受けやすいというのは理解できる。
弁護士は司法の使徒であり、法に則って職責を果たす。その意味において弁護士にとって法は至上であり、ぶっちゃけ、法の人形である(もちろん検事や判事もそうなのだが)。

しかしそれを受任するかどうかそれ自体は結局弁護士個々の意思、というのも正しい物の見方だ。
今枝弁護士は今回の弁護団に加わった原因の一つに(弁護側から見た)事実誤認を挙げている。それを暴くことは弁護士冥利に尽きるということだろうか。

この事件の裁判は、国民の刑事弁護への理解を深めるといった点で意義があったと思う。
しかしその上で、理解が深まってなお感じるこの憤りは何なのだろうと考えていた。

今枝弁護士はコメント欄に「一般の常識と弁護士の常識にズレがあるのかもしれない」と書いている。
オレは、今回の弁護団に何か狂信者のような薄気味悪さを感じていたのだが、それ故のことかもしれない。刑事弁護人は被告の言葉を法廷語に訳す翻訳者であり、法廷で被告に有利なように編集するエディターでもある。彼らが刑事弁護を真摯に行うほどに、彼らの意向に沿って編集されたと思われる翻訳は奇妙なものとなり、オレにはそれが滑稽に、不気味に映るのだ。
職務としては正当という他無いので当該弁護士にとっては迷惑な話かもしれないが。
弁護士の常識は現行の法に殉じるという点では正しいものなのかもしれない。どんな法だろうと「法は法」だ。法治国家においては守られなければならない。
しかしその法とは、何のためのものか。

オレは原則的に、国(単にコミュニティでも可)や国民(単に構成員でも可)の生活を維持し守るためのものと考える。だから正当な事由なく他人の生活を脅かす者には(もちろんその罪状に応じてだが)厳罰を与えるべきだと思っている。
また、事由を考慮するに当たって必要なのはその行為面、現象面であり、内面、「責任能力」というような部分を重視するべきでは無いと考える。内面というものは元々「見えない」「測れない」証明できないものだからだ。

つまり、憤りの理由は単純に(この事件に変わらず類する凄惨な事件全てにおいて)量刑が甘い、精神状態を云々する必要は薄い(あるいは法廷戦術において精神面を云々するのは卑怯だ)、と感じているということではないだろうか、とオレは考える。それともう一つは以前書いたように、わざわざ火中の栗を拾うような弁護士の受任自体に対する憤りか。
実際他の人はどうかわからんけども。

今回のような事件において、刑事弁護人が真摯に弁護すればするほど、刑事弁護への理解とは別にむしろ上記のような憤りは高まるだろうと思う。そして司法への、いや現行の法への信頼は失墜していくだろう。
オレは順法主義者であるし、法を守ることについては全くもってやぶさかではない。ただ、もし多くの人がそうであるならば、むしろ法の基準の方を一般的な感覚に合わせていくことを考えるだろう。
だから、その憤りの矛先が刑罰の厳罰化、つまり立法に向かうのは想像に難くない。要は異論の挟む余地の無い要件、量刑なら弁護士も文句ないんだろ、ということだ。

  1. 2007/09/22(土) 23:00:46|
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