昨日アキバ行ったらソフマップ本館に新製品の試聴機がいろいろ入ってた。
まず、オレが興味があったのが
ビクターFXC50通常のカナルなら音道となる部分に極小径のドライバを配置した“トップマウント構造”がどんなもんかと気になったので。
ドングリといい最近のビクターは攻めてるよね。
見た目は、上から見るとひらがなの「く」の字になっていて、音道(ドライバ部)と反対側の折れ曲がった部分の内側(耳に当たる部分)にはスポンジ状のパッドが付いている。実際に着けてみると装着感、ホールド性は非常にいい。FX66の方式と似た感じだが、こちらの方がデザイン的にも洗練されて見た目にもすっきりしている。
音的には良い意味で普通。
ビクターらしいドンシャリのやや乾いた感じのする硬目の音だが、既存の機種ほど低音が突出していないし高音のシャリもややあるものの耳に刺さるほどではない。なかなか吟味された感じのバランス。低音とシャリを程よく抑えたFX77という感じかな。
音の解像度は価格相応で、とりたてて繊細というわけではない。まあこれは仕方がないか。
音場もまあ普通。ボーカルは耳の間で鳴る感じで特に窮屈さは感じなかった。
遮音性は発音部を耳に比較的深く挿すせいか国産カナルとしては割と優秀だと思う。音漏れは周囲が騒がしいのでよくわからなかったが、音が漏れるような穴もないしそれなりに良さそう。
正直ちょっと欲しい。ネットでは¥3500~という感じだがなかなか絶妙な価格。
音の開放感でいうとEP830がいいんだけど、こっちはやや音漏れがね。といっても
SHE9700と同程度だとは思うけど。
オーテクのCKM70/90もあった。
ドライバがBAの
CKM90は、同社の同価格帯のCK9と較べると低音が出るようになってた。ただCK9のあのキラキラするような高音はなく、全体的にバランス型のややマイルドな印象の音になってた。解像度も特に高い感じではなかったし。
値段なりで決して悪くはないと思うけどオーテクらしい感じはあまり感じられなかった。
無難な選択肢ではあるけども、このクラス(1万円台前半)は最近BA/ダイナミック入り乱れての激戦区なので、嗜好性を考えるとある意味こういうキャラクタの音はちょっと訴求力が弱いかな、という気はした。
むしろダイナミックの
CKM70の方がいい感じがした。
CKM50の音をずっと洗練させた感じ。最近のオーテク的なドンシャリなんだけど高音の痛さとか低音の唐突さが無くなって各音域のつながりもずっと良くなってる。厚みがあってCKM90より文字通りダイナミックな音だし。
かかってた曲がトランスだったんでボーカルの出方とかわからないんだけど、これでボーカルが引っ込んでなければ結構いいかも。ただ、一万円だからなあ。
ハウジングはステンレスなんで重いw。
CK300は、上の三つ聴いた後だとちょっとかわいそうな感じだねw。
CK3xと較べると確かに音の荒さというか安さはちょっと良くなったようにも感じるけど。
あとどっかに
DENONのC252聴けるとこ無いかなあ。
- 2008/08/10(日) 11:59:40|
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