今感染拡大中の口蹄疫の拡大を少しでも抑えるために考えたこと。
1.口蹄疫という病気について確認する口蹄疫(こうていえき、学名 Aphtae epizooticae、英語: foot‐and‐mouth disease、通称FMD)は、家畜の伝染病のひとつ。偶蹄類(牛、水牛、山羊、羊、鹿、豚、猪、カモシカなど)やハリネズミ、ゾウなどが感染するウイルス性の急性伝染病である。
感染した場合、例えば子牛は9割以上の高率で死亡するとのこと。
ただし人には(原則的に)感染しない。
口蹄疫(Wikipedia) 2.むやみに畜産施設や感染区域に近づかない口蹄疫は人には感染しないが、人を媒介して家畜に感染する可能性がある。感染経路は空気感染、接触感染等。
またウィルスの感染力は強く、生存期間が非常に長い(状態により数日~1年、例として着衣に付いたもので100日)ため感染地を訪れてから例え相当時間が経っていても注意しなければならない。
動物に由来する畜産物および副産物における口蹄疫ウイルスだから無用に上記の動物がいるような畜産施設に近づくべきでない(特にここ3ヶ月以内に九州南部に訪れたことのある人)。
もちろん感染区域に無用に近づくのも避けるべき。
3.畜産施設の対応状況をよく確認するもしウィルスが付着していたとしても消毒によって除去することは出来る。
しかし、今現在都道府県レベルで注意喚起されている県が少なすぎる。どれだけの業者が状況を把握しているかわからない。
だから、もし仕事や牧場ツアーなどで畜産施設に近づく機会がある場合、先方の消毒状況等を問い合わせるべき。
4.牛豚の肉を食べること自体は問題ないワクチンは潜在的感染源になるため使えず、感染およびその疑いがある場合、その家畜は100%殺すしかない。もちろん感染疑いの牛豚の肉も当然焼却処分なので商品として出回ることは100%無い。
そして口蹄疫そのものは人には感染しない。
つまり食肉自体をいたずらに恐れる必要は無い、ということ。
一説によると口蹄疫ウィルスは空気感染で陸上で60km、海上では250kmも伝播するという話もあるようだ。
政府やマスコミはこういうことをしっかり広報して、風評被害防止に努めるとともに、封じ込めに苦闘している現感染区域だけでなく全国レベルの感染予防を図るべきなのに、だんまりなのはいったいどういうことだろうか。
140文字制限のTwitterで呟くにはいかにも言葉足らずなので、まだまだ足りない部分もあるだろうけど門外漢のオレがまとめてみた。もし誤りや追記すべき事項があればご指摘ください。
読んだ人は注意を喚起して欲しいと思う。誰も自分が感染源になどなりたくないだろうしね。
ちなみに発生からこれまでの状況についてはGIGAZINEさんがまとめてくれてたので参考に。
宮崎の「口蹄疫(こうていえき)」がどのような影響を与えているのかまとめ (GIGAZINE)【追記】
ちなみに政府やマスコミだけでなくTwitterで普天間問題などについて活発に発言しているジャーナリストと称する人たちが揃ってこの問題に言及しないことについて疑問に思ったので、人道派ジャーナリストとして名高い江川紹子氏(
http://twitter.com/amneris84)に
質問をぶつけてみたところ、あっさり無視された。
自分の守備範囲外、ということであればひとことエクスキューズすればいい話で、黙殺というのは、コミットする意思が無い、あるいは興味が無い、ととられる可能性があることを気にしてないのだろうか。
江川氏ほどの著名な人が呼びかけてくれればまた結果も代わってくると思うのだけど。
もっとも、顔見知りでもないフォロワーからの不躾な質問だからか、あるいは50フォロワー程度の泡沫ついったらーの質問だからということで侮られたのかもしれないが。
これが名の知れた著名人からの質問だったらまた違った結果が得られたのかもしれない、と思うとちょっと残念。
【追記2】
ニコニコ動画にアップされた口蹄疫に関するテレビ宮崎のニュースが、なぜか当のテレビ宮崎ではなく在京テレビ局6社の申立により削除されたとのこと。
宮崎県口蹄疫ニュース (ニコニコ動画)この動画は在京テレビ局6社の申立により、放送事業者の権利侵害として削除されました。
どうしてそこまでして隠したいんだろう?
【追記3】
農水相サイトに口蹄疫について説明したページがある。
口蹄疫について知りたい方へ(農林水産省公式サイト)こちらについてもご一読を。
【追記4】
こちらのサイトにもまとめが。参考に。
お知らせ(獣医学教育をささえあう会)
- 2010/05/08(土) 18:45:52|
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