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人生は雨の日ばかりじゃない  Ver.2

弱かったり 運が悪かったり 何も知らないとしても それは何もやらない事のいいわけにはならない そんなzak_mustangプレゼンツなblog

忙しいときこそ怠けよう。

以前、65nmプロセスのPentium D/4はバグ持ちだ、と書いたが、これのステッピングが修正されたようです。

Intel、65nmプロセスPentium D/4のステッピングを変更
~EIST有効化、4月出荷予定


大きな変更点として、「Enhanced HALT State」と、「Enhanced Intel SpeedStep Technology」(EIST)が有効となり、Pentium D 940(3.20GHz)のマザーボード設計ガイドラインが130W枠から95W枠へ変更される予定。

ん、ちょっとおかしくないか?
EISTってのはCPUの負荷や温度に応じて周波数や電圧を加減する機構だがCPUの発する熱量自体が減るわけではない。940のコア自体は以前のステッピング同様に計算能力を最大に発揮した場合は130Wの熱を発するはずだ。
なのにどうして設計ガイドラインの熱量が130→95Wに下がっているのか。

考えられるのはこういうことだ。
発熱がガイドラインの95Wを超えるとEISTが働いて自動的に温度下げますから、それ以上は発熱しませんよ、と。計算能力が必要なときほどCPUの負荷は上がり発熱するわけだが、そんなときに940はわざわざ能力を下げてしまうわけだ。
8000回転回るエンジンだけど6000回転でリミッターが効きますから、ラジエータが小さくても焼きつきませんよ、て感じか?でもそれだったら最初から6000回転しか回らないエンジン(920)で十分なんじゃ?というのは禁句ですかそうですか。

そもそもIntelの掲げる(Pentium4以降の)TDP(熱設計電力)は最大値ではない。Typical(典型)値というもので、Intelの選択した現存する典型アプリケーション使用時の最大値というもので、最大値のおよそ7割程度にあたる。
Intelの言い分としては「通常時CPUの使用率が100%になってもCPU内のトランジスタが同時に全てON状態になることはなく、最大値を設計指標とする理由が無い」というものだが、どうみてもPentium4の高すぎる発熱量を誤魔化そうとしているように見える(ちなみにPen3の頃は最大値だった)。Intelの中の人には安全率という考え方はないのだろうか。
安全率というのは機械などを設計する場合に使用されるもので、負荷計算値の何倍の強度で部品を設計するか、というものだ。例えば、故障や事故が人命にかかわる可能性のあるエレベータの場合は10倍(設計負荷の10倍までの負荷がかかっても大丈夫)。

対するAMDはどうかというと、公表されるTDPは計算上の最大値だ。つまり同じTDPのCPU同士ではAMDのCPUのほうが3割がた発熱が少ないということになる(さすがにAMDもこれでは(カタログ上)不利だと思ったのか、組み込み向けCPUであるGeodeでは最大値とTypical値の両方を公表している)。
しかもAMDの場合、同じコアのファミリーはもっとも周波数が高いもの(発熱量の高いもの)に揃えられている。これはどういうことかというと、最も周波数が高いものに揃えておかないとCPUを高い周波数のものに乗せ換える際に使えない恐れがある、というものらしい。
もっとも、これも痛し痒しで、その辺りの判断はマザーボードベンダーにまかせればいいのではないかと思うのだが。あまり余裕がありすぎるのも部品代が高くなるし、コスト重視のPCではマイナス要因だしね。

いずれにせよメロンまでは形振り構っていられないIntel。
EISTがどんな条件で作動するようになっているかわからないけど、意外と130Wまできちんと回る初期ステップの940の方が貴重かも。

テーマ:コンピュータ関連 - ジャンル:コンピュータ

  1. 2006/02/04(土) 12:24:49|
  2. インテルと愉快な仲間たち
  3. | トラックバック:1
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  4. [ 編集]

勘違いされています。

 EISTの動作は、XPではコントロ-ルパネルの電源オプションのデスクトップ(OFF)&ポータブル(ON)で切り替えできます。EISTが本当にリミッター機能なら、Pentium Mの時点でメーカーやユーザーから訴訟されてるでしょうね。
 今回のTDP引き下げは、ステッピングの更新ごとにロジックレベルでの低消費電力化も進めてもいることによるものですね。相当熱かったプレスコットのC0→D0→E0ステップのようなものでしょうね。まぁ、それでも95Wなんだがw
 今回の65nmは、空冷5GHzで駆動する固体もあるらしく、結構いいみたいですよ。
  1. 2006/02/09(木) 06:17:47 |
  2. URL |
  3. ノブ #-
  4. [ 編集]

ノブさん、コメントありがとうございます。
EISTがコントロ-ルパネルでON/OFFできるのは知りませんでした。CnQと同じですね。PenMのSTはもともとバッテリ駆動時に周波数を下げて電力の消費を抑えるというものだったと記憶しています。
オレは最近のCPUに実装されている焼損防止機能がEISTとして働くのかな、と思っていたのです。過熱>周波数、電圧下>まだ熱>シャットダウン、みたいな。
ステッピングで発熱量が減ったというのであれば940だけTDPが下がるというのは変な話ですからね。
5G駆動はちょっと眉唾かなと思っています。まだ詳細なレポートが上がってきたサイトはないはずだし。シングルのシダミルではhttp://www.matbe.com/actualites/11983/intel-celeron-cedar-milに上がってますね。仏語なんで内容さっぱりですが。パイ焼き1M19秒か。セレDなら安いしこれはいいかもしれません。
まあそのうちTOMさんあたりがまたレポしてくれるのではないでしょうか。
  1. 2006/02/09(木) 10:54:59 |
  2. URL |
  3. zak #-
  4. [ 編集]

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Pen4クロックアァーップッ!

そんなわけで秋葉原。ダイビル-UDX間の陸橋は渡ったことなかったので、そちらのルートを歩いてみた。写真はこちら。【フォトレポート】秋葉原UDXの陸橋が通行可能に! いつもと違っ
  1. 2006/02/11(土) 18:07:10 |
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