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人生は雨の日ばかりじゃない  Ver.2

弱かったり 運が悪かったり 何も知らないとしても それは何もやらない事のいいわけにはならない そんなzak_mustangプレゼンツなblog

プレミアつくかも?

帆布のバッグで人気の京都の老舗「一澤帆布」がお家騒動で生産ストップという大変なことになっているようです。

一澤帆布はもうだめなのだろうか?

こちらのブログによると、
「今まで銀行員として全く別の道を進んでいた長男が、遺言をたてに会社の株の大半を握り、それまで社長として仕事をして来た三男を追い出そうとしている」
ということらしい。製造部門はすでに別会社になっていたために社員(職人さん)の全てがそのまま追い出された元社長についていったとのことだ。

私たち一澤帆布社員一同の想い

こうなると本当の一澤帆布はどっちなの?という感じになる。
会社「一澤帆布」にはもはや今までのかばんを作っていた人たちはいない。それは果たして「一澤帆布」と言えるだろうか。
まるでイエスABWHのようだ(笑)
一澤帆布はほつれたり破れたりした商品を修理することも売り物にしているが、果たして新しい一澤帆布に以前のような修理はできるのだろうか。

こういう職人の仕事そのものが業態の中核をなす会社は、もろに「人は城」なんだよなあ。器があっても中に人がいなければ城たり得ない。ガワだけあってもだめなのだ。

似たような話は仁義なき(?)PC業界でもあるね。
以前VIAがx86互換チップを作っていたNational SemiconductorのCyrix部門を買収した際、Cyrixのブランドだけが目的で飼い殺しにされたことに怒ったCyrix技術陣が一斉に退社した。だから現行のVIAのC3はCyrixというのは名前だけで、中身は同じくVIAに買収されたCentaurのx86互換チップだったWinchipのスタッフによる開発だ。
一方同じCylixでもAMDに買収されたGeode(MediaGX)部門は、Cyrixの名はないものの組み込み用CPUのGeodeGX/LX/SCとして返り咲いている。GeodeはAMDの中でVIAのCyrixと競合するポジションにある、というのがいかにも皮肉だ。

バッグ屋さんみたいな職人仕事は職人主義と商業主義で引き裂かれやすいのかなあ。でもあまり商売に色気を出すとろくなことにならない例も多いんだよな。
食い物屋でもあるよね。職人仕事で人気を博してた店がチェーン展開とかした果てに味が落ちて人気をなくすとか。

この話を見て横浜のキタムラを思い出した。あそこも親族同士「キタムラ」と「キタムラK2」とで商標を争ってたよね。

このニュースは、

何処まで続く、一澤帆布のお家騒動。

で知りました。感謝。

以前子どもの友達で一澤帆布のランドセル使っている子がいた。注文生産らしいんだけどかっこいいんだよねこれが。大人が使っても全然イケてるいかしたデザインだった。小学生の間どころか大人になっても使えるよこれ。
職人さんたちが再びいいお仕事ができるよう祈ります。

追記:
本題には全然関係ないのだけど、廃園の秋さんの記事で紹介されていたにほんのこころさんの記事にあった一澤帆布の先代が小学校6年生のときに書いた作文にちょっとジンと来た。
今の子ども達ってこんな風に書けるのかな?

               僕のかばん            一澤信夫

 僕のかばんは、づいぶん古いかばんだ。このかばんは、級の中でも先づ一ばん古い歴史のあるかばんであらう。このかばんは僕の入學する時に、父が夜おそくまでかゝつて一生懸命に作くつて下さつたものであつて、僕は一年生の昔から、六年生になつた今日まで、かたにかけて毎日元氣よく 學校へ來た。このかばんは僕にとつては決して忘れることのできない、一番の親友に今ではなつてゐる。

 僕はこの一番の親友であるかばんを、或時はなげ、 或時はひきづつたり、ずい分らんぼうなことをしてきた。ある時などはこのかばんを學校へわすれてかへつたやうなことさへあつた。けれどもかばんはいつも僕に忠實につかへてゐてくれた。今は黒色が大分はげて白くなりかけてゐる。そうして今ではみすぼらしい姿をほかの立派なかばんにさらしていゐる。けれどもこの僕のかばんはいつも輝かしい六年間の歴史を物語つてゐるのだ。

 僕はこのかばんに對して感謝しなければならない。このかばんは毎日學校へ僕をみちびいてくれた。遅刻した時も、先生にしかられてしほれてかへる時も、このかばんはいつも一しよで僕をはげましたりなぐさめたりしてくれた。僕は中等學校へ入學しても、このかばんで通すつもりである。僕が出世して立派な人になつてもこのかばんだけは決してはなさない。僕の一ばんの寶物として、記念として、いつまでも保存するつもりである。

テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

  1. 2006/03/07(火) 22:44:12|
  2. 国内ニュース
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:6
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コメント

トラバありがとうございます。

新社長がどんなビジョンを持っていたのか、分からないのですが、彼はこの会社の商標だけ売っ払ってしまおうとかまさか考えていないでしょうね。
  1. 2006/03/07(火) 23:06:15 |
  2. URL |
  3. zukunashi #VWFaYlLU
  4. [ 編集]

>>zukunashiさん
コメントありがとうございます。それ最低ですね。どこが商標を買ったところで中身(職人さん)がなければ事業は継続的無いと思いますけどね。
当事者のコメントのみなので遺言に関してはどちらが正しいのかは明言することはできませんが、社員が全て前社長に付いたということと、新社長が全く事業内容を把握していないということからして、新社長のごり押しだった、としか思えないですね。
  1. 2006/03/07(火) 23:41:13 |
  2. URL |
  3. zak #-
  4. [ 編集]

trackback 頂きました。

拙文を紹介いただき、ありがとうございました。
最近のM&Aでもありますね、ブランドは継続しても経営方針とか(企業風土)が以前の会社と異なった場合、やっぱりサービス低下を招き、消えていった例もあったかと思いました。
報道されたりWeb上の事でしか理解できないので何とも言えませんが、企業価値って何処にあるのか、考えさせられる機会にはなりました。

  1. 2006/03/08(水) 11:40:28 |
  2. URL |
  3. panchan1121 #-
  4. [ 編集]

>>panchan1121さん
コメントありがとうございます。中身あってのブランドですよね。
名前だけではそれこそ海賊版と変らないと思います。
  1. 2006/03/08(水) 22:40:04 |
  2. URL |
  3. zak #-
  4. [ 編集]

すみません、リンクしていただきまして感謝・・・なんですがじつはわたし『廃園の秋』何です・・・テヘ(*^_^*)

と言うことで・・・よろしく<(_ _)>
  1. 2006/03/09(木) 01:25:07 |
  2. URL |
  3. zukunashi #-
  4. [ 編集]

おお、zukunashiさん、大変失礼しました。
直しておきました。
  1. 2006/03/09(木) 01:49:53 |
  2. URL |
  3. zak #-
  4. [ 編集]

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以前エントリした一澤帆布の危機。工場を追い出された元社長と職人さんたちが新しいブランドを立ち上げてました。知らなんだ。一澤信三郎帆布今年の4月から営業しているそうで、今のところ店舗販売のみ。その店舗
  1. 2006/06/22(木) 23:43:47 |
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